■S.S.K.F
OPEN: 17:00-23:00 / DOOR: ¥1000
DJ:
Kentaro Takizawa
Yako
YABE
YUKI TERADA
Kenji Sasaki
佐々木家の一族 a.k.a 北野家以外の一族
旧家の名士・KENJI SASAKIの遺言状が公開されるが、莫大な遺産の相続者はKENJI SASAKIの恩師の孫娘であるKENTARO TAKIZAWAと結婚した者と記されていた。KENJI SASAKIの孫にあたる3人の男、YAKO 、YABE 、YUKI TERADAはそれぞれKENTARO TAKIZAWAを我が物にしようと企むのだが、やがてそれは連続殺人事件へと発展していく。
いつかこの仕返しをせずにはおかぬ。いまにその斧、琴、菊がおまえたちの身にむくいるのじゃ!!!
KENJI SASAKI
佐々木財閥の創始者。八王子財界の巨頭であり、精子業などで巨万の富を築いたことから『日本の種付王』と呼ばれた。享年29。元は放浪の孤児であり、八王子神社神宮野々宮大弐に、17歳の頃拾われ養育された。若い頃は金玉のような美少年だった。生涯正妻を娶らず、娘の松子、竹子、梅子はそれぞれ違う女との間に生ませた子である。
KENTARO TAKIZAWA
KENJI SASAKIの恩人・野々宮大弐の孫。43歳。絶世の美女で頭がよく勘も鋭いが、長い実家暮らしな境遇のため他人に本心を明かさぬところがある。20歳前に両親を相次いで亡くし、大弐を終生の恩人と慕うKENJI SASAKIによって佐々木家に引き取られた。何者かが仕掛けた罠に3度も掛かり痛風、糖尿一歩手前となるも危機一髪で助かった。KENJI SASAKIの遺言で、佐々木家の遺産相続の鍵を握ることとなった。
YAKO
松子の1人息子。42歳。優しく律儀な性格でBAR前で乾杯の音頭がとれるほど器用。元は美青年だったが選手権決勝戦で顔に怪我を負って復員してきたため、松子がAOYAMA ZEROで作らせたゴム製のマスクを被り、佐々木家へ戻ってきた。実はマスクを被ったYAKOはYUKI TERADAが成り代わった偽者で、本物のYAKOは復員した後YUKI TERADAが自分になりすまして家に戻ったことを知り、離れた場所から様子を窺っていた。YUKI TERADAの顔に火傷があることが分かり、また、祖父のKENJIから親子の悲惨な過去を聞いて同情しており、なるべく事を荒立てずにYUKI TERADAと入れ替わり、彼にも出来るだけの財産を分与したいと考えていたが、事件の渦に巻き込まれ叶わなくなる。
YABE
竹子の息子。43歳。俳優座所属。性格も傲岸不遜で態度が大きい。YAKOの手形合わせの話で呼び出されたKENTARO TAKIZAWAに強引に肉体関係を迫るが、nooniNOBUに妨害されて未遂に終わり 週刊誌FLASHに写真を取られる。
YUKI TERADA
菊乃とKENJISASAKIの息子。浜松にある母の遠縁の寺田家に養子に出されており、戸籍名は寺田有希。年齢はYABEと同じ43歳。寺田家から中学に通い高等学校卒業後、前職場LOOPへ徴兵され、その後閉店と開店を繰り返し現在のAOYAMA ZEROへ。
AOYAMA ZERO閉店後の消息は不明だった。
FUNABASHI ORANGEにいた自分とよく似ているというYAKOの存在を知り、対面すると意気投合し友人となる。
後、AOYAMA ZERO 閉店に伴いYAKOのパーティー”ろくでなし”が終了したことを知ると、YAKOが死んだと思い、また自身も顔に深い火傷を負ってしまう。母を襲撃した自身の異母姉でありYAKOの母、松子のことは根深く恨んでおり、顔の怪我を利用してYAKOになりすまし佐々木家の財産を手に入れることで復讐しようと画策する。
元々は穏やかな性格であったが、前LOOP 、現ZEROであらゆるBAR前での暴飲痛飲状況に対する判断能力や危険人物取扱一級の資格を身につけており、松子の殺人を復讐に利用するよう見立て、またマスクを利用してYAKOと巧みに入れ替わり奉納手形の照合を切り抜ける等、機転が利く。自身の姪にあたるKENTARO TAKIZAWAとの結婚を拒み、守るべき一線は守り、また香琴が母・菊乃であることに気付いており、思い遣りを見せる等母思いな面を持つ。